交流期日:平成14年1月25日(金)交流場所:岡山大学工学部
岡山大学工学部工作センター(以下,工作センターという),愛媛大学工学部等技術部実習工場 (以下,実習工場という)の現状報告と今後の技術向上に対応するための方策についての情報交換 を目的とする.今回の交流は,岡山大学工学部6名,愛媛大学工学部7名の計13名が参加して行わ れた.
工作センターは,工学部に隣接する場所にあり,鉄筋コンクリート1階の建物内にNC工作機械を はじめ各種工作機械や機器類等が配置されていた.担当職員から,設備の保守管理や安全教育, 完成品の加工手順等の説明が行われた.主な設備は,教官,技官および学生が利用している.ま た,時間外利用の実施をしている等の説明があった.
施設見学の後,岡山大学工学部大会議室において,下記の項目について交流を持った.
運営については,工作センターと実習工場で準備した資料に基づいて委託加工および設備利用等 の現状報告を行った.その後,工作センターおよび実習工場の今後の対応について質疑応答をし た.
実習に関しては,それぞれのテーマ,実施学科,人数および時間等の説明を行い,実習要項や安 全教育等についての意見交換を行った.
委託加工品の紹介では,実習工場で準備した資料について説明を行った.ここでは,依頼から加 工・記録にわたる報告書の作成や今後の技術向上の取り組みなどについて意見交換を行った.
今回の技術交流会では,工作センターは,時間外利用および講習会等が実施されている報告が あった.また,学生実習に関しては,「ジャイロスコープの製作」をテーマに多種の工作機械を 使用した製品作りを実施されており,その内容に興味深いものがあった.今後,本技術交流会で 得られた知見を基に,我々実習工場の運営について検討を重ねて改善していきたい.
謝辞:この技術交流会に参加するにあたりお世話頂きました岡山大学工学部長,工作センター長 および工作センター職員各位,並びに本学工学部長,機械工学科長に心から感謝の意を表しま す.